252西郊の朱い箱
デザイン料金
外観・共用部:160万円(税別)
室内3パターン:50万円(税別)
設計:別会社様
COST
CONCEPT
嵐山や桂離宮、京都の歴史に囲まれながら、連連と静かなる営みが受け継がれるこの場所に、現代的で懐かしい空間デザインしました。コンクリート打ち放しの持つ基本設計の意匠性はそのままに、墨色を用いた正面の壁で分断し、より打ち放しの洗練度を磨きます。墨色のアプローチに内包された空間は心静まる溜まりの空間です。溜まりは京都をインスパイアした朱色で塗り上げ、グラフィックを用いることで、空間に強いインパクトと少しばかりの非日常性を持たせています。通りから差し込む陽に導かれ、奥へと延びる朱色の壁はそのまま上階へと流れます。あえて低めに設けたサインは和の所作であり、圧迫感を軽減させる工夫のひとつでもあります。路地に潜むあたらしい草庵は古い京都であり近代的な和の表現でもあります。