BLOGスタッフブログ
2022.2.24大阪天王寺に新築分譲マンション。
大阪市の天王寺に弊社がデザインを手掛けた分譲マンションが竣工しました 。
本日は内見へお誘いいただき、スタッフ数名で見学させていただきました。
まず通りから目に留まるのは、強烈なインパクトのあるファサード。
大胆にも屋外階段をファサード側としています。
ルーバーで囲いつつ、スラブのレベルで化粧モールをまわすことで、
単調なルーバー面にリズムが生まれ、高さを強調するデザインとなりました。
昼間の重量感のあるデザインと打って変わり、
夜間は内部の照明がこぼれ、印象をガラリと変えます。
階段室全体が照明器具のように灯り、軽やかな印象を与えます。
つづいて建物へ近づき、植栽の合間から見えてくるのが
3次元的に雁行した壁面。
こちら花崗岩をマットな水磨き仕上げで貼り合わせた壁面です。
建物上部のシンプルなルーバーは近づくと視界から薄れ、このヘビーな壁面に意識を奪われます。
複雑な多面体は、多様な光を反射し、常に違う表情を現します。
中央のゲートは黒の多面体と対をなす白のモノリス。
奥へ足を運ぶと高さのある木のオートドアが出迎えます。
内部は迫力のある花崗岩の壁面に圧倒されます。
複雑なプランは無くし、この壁こそが空間の主役となっています。
家具も必要最低限に設置しています。
まだまだ資材が残っているので空間全体を見せられないのが残念です。
こちらの壁面、離れてみると3色での別の石種のように見えますが、全て同じ石種です。
濃いブラックが本磨き、薄いグレーがジェットポリッシュ
中間の色が水磨きという仕上げです。
それぞれ質感が異なり、厚みも様々なので壁面にかなりのインパクトがあります。
本磨きの濃いブラックのみが鏡面となり、自分の姿がランダムに反射するので、
程よく緊張感のある空間となっています。
エントランスは建物の背面へ直接つながっています。
背面へ出ると、正面とはまた表情を変え、様式的な意匠となっています。
居室に面する背面は、ホワイトを使用した軽やかな印象。
バルコニーに映り込んだ空や、縦に伸びたマリオンが軽やかさを演出しています。
正面との2面性が建物に深みを与え、街に溶け込みつつも個性的で記憶に残るデザインです。
構造や予算の都合で変更があったり、デザインも度々調整をせざるを得ないのは建築にとっては常ですが、
それを踏まえても素敵な仕上がりになっていたと思います。
石材など見るからに難しい仕上げもありましたが、素晴らしい仕上がりでした。
いち早く入居が決まり、多くの入居者様でにぎわうことを祈ります。
駒居
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:日々のこと,デザイン,ブログ,竣工検査,分譲マンション・店舗他
2022.2.9東京おひとりさま2~アート編~
グランベルホテルに一泊し、見学会の翌日。
年明け前から狙っていた2つの企画展に行きました。
まずは21_21DESIGN SIGHITで開催中の『2121年 Futures In-Sighit展』です。
この建築は安藤忠雄氏。
一枚の鉄板を折り曲げて作ったという屋根が特徴的です。
中に入ります。
企画展のスタート地点です。
写真撮影OKとのことでたくさん写真を撮ったのですが、こちらの展示は5月8日まで。
ネタバレの投稿は控えさせていただきます。
宇宙、世界、そして自分自身の”未来”についての展示です。ご興味のある方はぜひ!
そしてもう一つはこちら、三井住友銀行東館で開催中の『SMBC meets Contemporary Art』です。
ダイナミックなアートたちが一つの空間にのびのびと展示されています。
こちらも写真撮影はOK。しかも入場無料!
ここはスケスケのガラス張り展示。往来からも目を惹くカラフルなアートや
「気にすんなよ」みたいな意味のワードアート。
ペイントも立体も、一つひとつに魂が宿っているかのように感じられました。
こちらは2月18日まで。ご興味のある方はお急ぎを!
西田
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:日々のこと,デザイン,想うこと,ブログ,個人的に
2022.2.3一推しタイルとのお別れ。
弊社で分譲マンションなどでタイルを提案する際、
本当によく使用していた、ミネラルDという商品が、一部廃番になると、
先日メーカー担当者からご連絡をいただきました。
↑の画像では床で使用しています。
10年近く販売を続けていたタイルになりますが、
タイルでこれだけ残り続けていたという事は、それだけ品質が良かったということだとおもいます。
弊社で愛用していた理由としては、300×600や600角と、サイズもバリエーションがあり、
色の種類も多く、床で使用する際はしっかりとグリップの効く商品もある、汎用性の高さが一つでした。
しかし何よりも、石目の柄がはっきりと大胆に入っているので、空間が間延びせず、
緊張感があり、高級感を演出するのにうってつけだったからです。
同じものばかり使用していると、マンネリ化して、かえって古臭く感じるようになるので、
ちょうど良いころ合いだったのかもしれません。
既にミネラルDに打って変るタイルはみつけましたので、
これからはまた新たな風合いをもったタイルが台頭してきます。
これも時代の流れとして前向きに受け入れていきます。
駒居
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:日々のこと,デザイン,ブログ,材料チョイス,パーツ
2022.2.2東京おひとりさま2~ホテル編~
今回も見学会の後、西田は東京のホテルに一泊してきました。
そのホテルをご紹介いたします。
「渋谷グランベルホテル」
とても個性的でカッコいいい外観ですね。
渋谷駅西側から徒歩5分ほど。
さくら坂の隣の坂の途中にあります。
入り口はこんな感じ。
木の扉は蝶番式でもスライド式でもなく中央にある軸で開店するスイングドア(?)
ちょっと初見殺しすぎでは?と思いましたが、かっこいいので許します。
チェックインを済ませ、カードキーを受け取ります。
カードキーとドアの色が対応しているんですね!かわいい!
オレンジいいな…なんて邪念を断って室内へ向かいます。
やはり目を惹くのは左右のブラケット照明ですよね。
グリーンの扉と相まってミニマルながらカラフルで楽しい、浮遊感のある空間です。
樹脂製なのですが、一枚の紙から起こしたようなデザインです。
白い壁にとてもよく映えますね!
眺望もご覧の通り!
煌々と輝く渋谷の街がよく見えます。
手前のビルの隙間からはさくら坂のイルミネーションが見えますね。
東京の真ん中って感じがしますね。11階のお部屋でしたが、周りの高層ビルから見下ろされているような感覚でした。
シングルの部屋内には(スケスケの)シャワーとトイレ。大浴場はありません。
私は利用しませんでしたが、館内には朝食をいただけるカフェがありました。渋谷だと食事には困りませんからね。
いかがでしたか?
実はこのグランベルホテル、都内に三件、札幌に二件、大阪、京都に一件づつ展開しており、
それぞれに違ったコンセプトを持っています。
今回私が宿泊した渋谷のコンセプトは
「ミニマム」、「ポップ」、「アーティスティック」
こうなると他の場所にも泊まりたくなるじゃないですか!
皆様の旅の参考になればと思います。
西田
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:デザイン,ブログ,個人的に
2022.1.27影で表現。
大阪の街を歩いていると、床に影を落としてロゴや模様を写している表現が見られます。
↑の画像は北浜付近で見たライティング
くっきりと影が浮かび上がり、目に留まるので
とても印象に残ります。
照明の下部に間隔を空けて、模様をかたどった装飾を取付けることでこのような表現になります。
仕組みは簡単なのですが、意外と難しいのがこの表現。
別の場所ではこのようになっていました。
一見うまくいっているようですが、北浜と比較すると影が薄く感じます。
照明の光量が少ないのか、周りの照明が干渉しているのか、表現手法の難しさがわかります。
少し離れるとほとんど見えなくなってしまいます。1階に店舗が入るとさらに見えなくなりそうです。
とはいえ近づけば、十分入居者にとって嬉しい建物のアクセントだと感じました。
都市において、個性をもった建築を建てるが当たり前となってきている昨今。
このようなテクニカルな表現を、弊社でも十分検証した後、費用対効果の良い表現として提案していきます。
駒居
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:サイン,日々のこと,デザイン,ブログ,照明
2022.1.20本日も分譲マンション
有難いことにここ数ヶ月で、様々なデベロッパー様より
ご依頼をいただいて、分譲マンションのデザインも活発に行っています。
普段様々な大家様へ外リノが柔軟にご提案できるのは、
分譲マンションのデザインでノウハウを得ているからでもあります。
ご提案中の画像が紹介できないことが心苦しいのですが、
いづれ竣工写真をご紹介していければとおもっています。
駒居
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:新着情報・トピックス,日々のこと,デザイン,作業,ブログ
2022.1.19一月往ぬる二月逃げる三月去る
つい先日、2021年の書き納めブログを投稿したと思ったのですが
早いもので、1月も残りわずかとなってきました。
「一月往ぬる二月逃げる三月去る」とはよく言ったもので、
年末から今日まであっという間に過ぎ去った気がします。
今、動いている物件の多くが春先の入退去時期までに外リノをして、
「空室対策をしたい。」
「 家賃を少しでも上げたい。」といったオーナー様の物件です。
現場の打合せや色決め、写真チェックなどのデザイン監理や
デザインのVEによる工事金額の調整などの業務を日々こなしています。
トップ画像はサンプル確認や図面チェックをしている会社ケータイの直近の写真達。
さて、外リノでは今年も東京・大阪を中心としたセミナーや見学会などのイベントを計画しております。
初回となる今月29日の東京バスツアーは既に定員一杯のご応募をいただきました。
ご応募いただいた皆様ありがとうございました。
今回タイミングが合わず応募できなかった方もまた、次回以降の見学会や
見学会レポートなども楽しみにお待ちいただければと思います。
それでは2022年も外リノをよろしくお願いします。
お問合せはお早めに!
藤本
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:ブログ,想うこと,フロムオフィス,個人的に,その他
2022.1.5新年のご挨拶
明けましておめでとうございます。
年男で厄年の西田です。
本年もどうかよろしくお願い致します。
仕事始めはミーティングからスタート。
昨年の反省や今年の目標などを話し合い、デザイン業務について、
また見学会をはじめとした広報活動に関しても進むべき方向が明確になりました。
個人としても今年は大きな一年になると感じています。
デザインや広報を通して皆様に喜んでいただける”イロイロ”をお届けしたいと考えています。
改めまして、本年もよろしくお願い致します。
西田
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:新着情報・トピックス,ブログ,個人的に