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2019.2.1旗竿地 博多の高級リゾート。
所在地:福岡市
構 造:鉄骨鉄筋
築年数:築20年
リノベーション竣工:2016年
博多の繁華街、分譲マンション群にあってひときわ目立つマンションサイン。
高級リゾートホテルのエントランスゲートを彷彿させるのは、
賃貸マンションのゴミ置き場を利用したファサードの演出です。
端正な造形に再生されたエントランス。重厚で趣のある表情は、変わることなく優しい出迎えをしてくれます。
リノベーション以前でも、きれいにタイル壁が保たれた外観が自慢でした。
でも、旗竿地で道路から奥まって存在する玄関は、周囲のマンション群に少し埋もれ気味で
地味な存在でした。
今回のリノベーションではこの旗竿地による長い通路を、リゾートホテルの華やかなアプローチに見立て、
コニファーやライトアップで優雅に演出しました。
“遠くて疲れる通路”から“奥行きが優雅なアプローチ”に変身させる瞬間です。
元々大きな開口が目立っていたエントランス。開口部の外側をパティオに仕上げることで、エントランスへの取り込みに成功しています。
外部空間の有効活用はエントランスに広がりが生まれ、来訪者へのインパクトも効果的ですね。
この場合、パティオの仕上げ材は内部と一体感を持たせることが重要です。
小さなパティオでも、建物に十分な余裕と優雅さをもたらせてくれますね。
デザインのこだわりは共用廊下の階数表示板にも表れています。
ロートアイアン(鍛鉄)をアレンジしたサインは職人の手作業の温もりと同時に、
オーナーの心の温もりすら感じさせたいわたしたちの強いだわりです。
もちろん建築造形のこだわりだけでなく、ここにしかない詳細のこだわりも、わたしちが大切にしたい部分ですね。
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2019.2.1佐伯祐三が描く パリ下町。【動画】
所在地:神戸市中央区
構 造:RC造
総戸数:6戸
築年数:築44年
リノベーション竣工:2018年
絵画のように情緒的なパリの町並み。
実際、キャンバスに描かれたパリの景観は無数に存在していますよね。
リノベーションをデザインしているときも同じ、自然に画のような建物に仕上がることがあります。
居留地のある町、神戸は、特別な洋館でなくても洋風な住宅やアパートが、昔から数多く存在しています。
そういった建物のリノベーションをデザインする場合、
出来る限りオリジナルの建築や個性を崩さないようデザインします。
今回の外リノはまさにオリジナルの形状を生かしました。
突きだした階段、煙突が仕込まれたように大きな間仕切り壁、屋内型の廊下゙‥‥。
オリジナルでも十分に味わい深い建物。
これを取得されたオーナーの目利きとセンスはさすがです。
電灯に灯されたルージュの壁面、建築の仕上げよりもむしろ
微妙な照度具合や、アンティークな器具探しにこだわってたりします。
黄昏に照らされる建物、見事に絵画的ですね。
それはもう佐伯祐三の描くパリの下町です。
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2019.2.1アイアンとロッソで魅せる 艶やファサード。【動画】
所在地:岡山県岡山市
構 造:RC造
総戸数:55戸
築年数:築19年
リノベーション竣工:2014年
インターデザインの多くの作品のなかで、もっとも人気の高い建物のひとつ、
岡山県のファミリー賃貸マンション。
ウェブサイトを見たお客様から、自分の建物も『こんな風にしたい。』とリクエストの多い作品です。
デザインコンセプト、エントランスの独立性、既存利用度の高さ、
いずれも外リノの概念が見る人に伝わりやすい、外観リノベーションの成功例ともいえます。
『ヒトの目線は3メートルまで。』
という外リノのデザイン持論から、
1階エントランスと外構に資源を集中させたリノベーション。
その割切が上手く成果を結んでいます。
Before写真からもわかるように、従来より、建築的に手抜きの見当たらないしっかりしたエントランス。
でもそれは見る人にとって、特徴が見当たらないエントランスといった印象も与えがちです。
今回、エントランス導入の植栽利用が大きな役割を果たしています。
なんの変哲もなかった植え込みは、美しい曲面の白壁に仕立てられ、
ロートアイアン(鍛鉄)が白壁を際立たせています。
こだわりのロートアイアンは鍛冶屋がたたき出した一品モノ。
フェンス部分にもオリジナルのロートアイアン。
アイアン越しに見る椰子が南欧の情緒を醸し出しますね。
アイアンはかならずデザイナーがスケッチし、植栽はかならずデザイナーが選定します。
そのこだわりは、わたしたちが目線に近いアプローチに高いクオリティを求めるから。
アプローチの出来が、入居率を押し上げるという想いからなのです。
ビアンコ(白)を基調にしたエントランス空間、挿(さ)し色 ロッソ(赤)が際立たせています。
挿し色により艶やかになった空間は一切の高級素材を用いずとも、
上質な色気を放ち、人を惹きつけてやみません。
そして、デザインの仕上げはやはりライティング。
わたしたちは内見者の多い夕刻から夜間の時間帯に注視し、
メリハリにより奥行きとなごみをもたらすライティング、
カフェのように求心性のあるライティング、
心に刻まれるオリジナルのライティング器具をデザインします。
ライティングはもっとも心に語り掛けてくれる有効なリノベーションです。
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2019.2.1佐世保に現る エーゲ海。
所在地:長崎県佐世保市
構 造:RC造
総戸数:9戸
築年数:新築
竣 工:2016年
プラスターが塗り込められた白壁がまばゆいエーゲ海の白い村、サントリーニ。
建物のすべてのカドを左官で丸く仕上げ、佐世保の日差しを優しく反射する造形美が印象的です。
一度見れば、この建物の雰囲気に吸い込まれそうです。
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2019.2.1渋谷の新築 ブルックリンテイスト。
所在地:東京都港区
構 造:RC造
総戸数:36戸
築年数:新築
竣 工:2017年
新築で出せる味わいは、変わることのないアーリーアメリカンスタイルです。
ブラウンのシックなレンガタイルに、マットブラックのゲートが目に焼き付きそうです。
アイアンの車止めに番地の表示が何ともNY。
ディスクのライトはカフェと勘違いしてもらえたら‥という遊び心から。
床のタイルはヘリンボーン・パターンでひと手間かけます。見る人は見ている、こういうところ。
ライトアップがNYの情景を醸し出しています。
ディスクライトは外リノがよく使うデザイン。
今回は工事着工直前のオーナーからのご相談。
原設計をデザインでどれほどリメイクできるかというチャレンジです。
モールディングの配置バランスが建築を程よいアパートのスケール感を決定します。
風除室はブリックを壁一面に。通りのいびつな目地が手作業の温かさを伝えていますね。
エンジンドアーはアンティークな框組みドアーをデザインして、空間に程よい重みをもたせています。
ホールに見える屋内階段はコンクリートの手摺を取りやめ、アイアンとタイルの床が覗くように変更しています。
空間が広がり、階段自身が画になっていますね。
挿し色にオリーブを使用してるのは、華やかさをもたらせる目論見です。
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2019.2.1ここまで変わる ツインゲート。
所在地:大阪府大阪市
構 造:RC造
総戸数-
築年数:築18年
リノベーション竣工:2014年
もう少しで黄昏に差し掛かかろう午後の時間、ランタンに薄明りが灯ります。
学校から帰宅する子供たち、買い物から戻るお母さん。
その明かりは家族を包み込むには十分すぎる安らぎをもたらせます。
人と自転車がそれぞれ出入りするふたつのゲートを新たにデザインしました。
従来傾斜のある大屋根の高低差を利用しました。
家族を迎える玄関がある家は、家族が帰りたくなる家だということをあらためて教えてくれるファサードですね。
傾斜のゲートが設けられたファサードはコンクリート造の造形物でした。
近代的であるが故すこし冷たさも感じます。
スロープは石英石を貼り直し、天然石特有のナチュラルな雰囲気をファサードに与えています。
昇る楽しさも生まれるかもしれませんね。
このデザインに相性の良い棕櫚の木です。
ヨーロッパでは古くから棕櫚、ナツメヤシがシンボルツリーとして用いらています。
『人の目線は3メートルまで。』 もうこの建物がフランスにあるように錯覚してきませんか?
個性的に外観を磨く、非常に効果的なリノベーションでした。
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2019.2.1オーベルジュ? プティホテル?
所在地:神奈川県川崎市
構 造:RC造
総戸数:12戸
築年数:築25年
リノベーション竣工:2013年
小さいファサードにフレンチなエッセンスがたくさん詰まっています。
ロートアイアン、石積みゲート、アイアン照明。
アパルトマン?いやそれともオーベルジュ?
窓辺に並ぶコバルトのオーニングがさわやかです。
それはニースあたりのオーベルジュのように。
従来はレンガ色のタイルが貼られた外壁だったようです。
しっかりとファサードも作られていました。ただ‥
便利だからと、ベンダーを玄関口に置くマンションは意外と多いですよね。
そこ、一番目立つんですけど。
ベンダーを移設するだけでこれだけ余白が生まれ、ファサードまわりが『美しく』なります。
『広く』なるんではなく『美しく』なるんですね。
そうするとファサードまわりをさらに美しくデザインします。
壁面の仕上げは大判タイルと厚みのあるタイルの組み合わせですね。
バルコニー側の塗装はオーニングと同じカラーで塗装しています。
ほんとうにプティホテルのようですね。
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2019.2.1芦屋のレジデンス かくあるべき。
所在地:兵庫県芦屋市
構 造:RC造
総戸数:29戸
築年数:築29年
リノベーション竣工:2017年
兵庫県芦屋市、国道沿いとは思えない落ち着いた街並みに、より一層 “芦屋情緒”を醸し出すマンションが。
古典的なアーチが間接照明に照らし出され、夕暮れ時の美しい半円を描きます。
ミミズクが居住者を出迎えるファサードにはアイアンの大きな照明器具が灯ります。
壁をまっすぐ登るようなシュロの影は、ライトアップで計算された演出。
このグレードのレジデンスは単なる照度の確保だけでなく、舞台のような効果などを持たせても良いですね。
入居者がオペラ歌手の気分を味わえれば最高です。
オーナーはこの大きくて立派なマンションを取得されたときから、
より建築を引きたてる、芦屋たるべきファサードを造りたいと考えておられました。
それは入居者の誇りにもつながるような。
今回のリノベーションで特に重要性の高さが求められたエントランスホール、
もっとも品格を表現できるマテリアルとして、木調のフレーム壁をデザインしました。
漆喰風のモールディングやジョージアンチックな照明器具は、
このホールを寝台特急の趣に演出してくれています。
もちろんアーチにおさまるアイアンはインターデザインのエスキースを元に制作されています。
イニシャルが組み込まれたエスキース、膨大な資料やデザイナーの海外取材で蓄積されたデザインですね。
“芦屋のレジデンス かくあるべき。”が社内で用いたデザインキーワードです。
ちなみにミミズクはフクロウに耳がついてたらそう呼ばれるとか‥‥‥。
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