BLOGスタッフブログ
2023.3.1わかってたけど…
東京都北区赤羽、昨春竣工の作品『ヴェレーナグラン北赤羽フロント』。
その真横に今春竣工の作品、『ヴェレーナグラン北赤羽ザ・マークス』
が竣工したのでクライアントと見学へ。
わかってたけど、造形のクオリティはやはり見ていて飽きることがない。
当マンションの、最近のコミュニティサイトを覗くと、
購入した人たちが竣工を待ちわびている様子や、
足場のシートが外れ外観がのぞくたび喜んでいる様子が見えて面白かった。
安心してくだい!隣と同じものが出来るんですよ…。
なぜなら1棟目と2棟目は同じデザインの双子建築だから。
購入者さんもわかってるはずなんだろうけど、
やはり自分の購入した建物はキラキラした希望のまなざしで見つめてしまうもの。
1棟目のお披露目時のインパクトはとても強かったけれど、
今回2棟目の竣工もかなりインパクトがあるだろうと想像していた。
それはふたつの連続で生まれる大きな壁のスケール感や、
見上げた時のスカイライン、夜間の壮大なライトアップなど、
画からはぜったい想像できないリアルな建築の効果があるから。
すべての購入者さんたちに感じていただけると願いたい。
環八沿いの景観を、少し変化させたかもしれない…。
わかってたけど…。
小寺
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3F
PHONE 03(6812)9363
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:デザイン,ブログ,現場より,分譲マンション・店舗他
2023.2.15格差社会を生きる
1月の不動産経済研究所のプレスリリースによると、
世間の景気と相反している…。
しかしながら販売戸数と契約率は大きくポイントを下げ、
高額なマンションを買う一部の人たちと、
高騰する不動産をあきらめた人たちが見えてくる。
格差社会が如実に表れているうようだ。
首都圏、関西圏問わず物件は都心とその近郊エリア、そして地方都市と拡大し、
資本や商品力のある会社は戸数を伸ばしているように感じる。
そういう意味で不動産デベロッパーも今後格差社会化していくのかも知れない。
さいわい力のある顧客に恵まれているぼくたちも常々あたらしいナニかを提案し、
顧客の商品力向上に貢献しないといけない。
日々さまざまな企業とのお仕事は刺激と学びに満ちる。
デザイン論を交わせる会社、
工事費を追及させる会社、
社内調整に神経をとがらせる会社…。
そのなかで楽しんだり、よろこんだり、ヒートアップしたりを繰り返す。
しかしそれらすべてが学びであり、糧である。
そこから得ることが出来るスキルを持つ会社、人は成長し、
そうでない者は取り残され、また格差が生じる。
ちなみにデザインでご飯を食べるスキルは、センスでもなく、知識でもなく、即応力だ。
そこは皆平等にチャンスがあり、個の意識の問題。
人生もそういえるでしょ?
カテゴリ:ブログ,分譲マンション・店舗他
2022.12.2“白って200色あるねん”
材料について、デザインがある程度固まってくると、サンプルの選定・依頼に入ります。
メーカー様にはメールでご連絡してサンプルをいただく場合もありますが、
弊社がオフィス街というのもあり、近くにあるメーカーには徒歩で取りに行くことも。
自分の目で見るとカタログと違った、といったことも多々あり、
ズバリ!の材料に出会うまではまだまだ慣れと時間がかかりそうです。。
物件によっては、地域の特色・歴史・文化等も調べデザインに落とし込んでいきます。
タイルの面状だけでもこんなにたくさんあります。
アイキャッチ画像にもありますが、色味もたくさん。
上記のグリーンタイルもサンプルでいくつか選定しましたが、多種多様で面白いです。
「この地域の特色的に〇〇だからこんなイメージの色味・形状を入れてみよう」と意気込んでいたのですが、
最終的にはお客さんのご要望やご意見に沿ってご提案・修正をするため、
残念ながら今回は選ばれませんでしたが、こういったものも取り入れることが可能です。
最後は並べてみて、全体的な色味の調整に入ります。
ここまで来るのにも一苦労。。。
“白って200色あるねん”
そんな言葉も聞いたことがありますが、本当かもしれませんね。。。
このように選定に選定を重ねながら材料を決定しています。
出来上がりが楽しみです。
鳴瀬
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山2-11-17 第一法規本社ビル3F
PHONE 03(6812)9363
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:デザイン,材料チョイス,コンセプト,分譲マンション・店舗他
2022.8.9新築分譲マンション竣工 物件見学会へ
神奈川県藤沢市川名に弊社がデザインを手掛けた分譲マンションが竣工しました 。
本日は見学会へお誘いいただき、出来上がった物件の隅々まで見学させていただきました。
異常な暑さが続く昨今ですが、当日は大雨の予報。
運よく曇り空がつづき、多少過ごしやすい気温に恵まれました。
現地に到着すると一際堀の深い建築が顔を出しているので、直ぐに分かりました。
軽い坂道を進むとファサードが見えてきます。
今回の外壁は、ベージュを中心に落ち着いたグレーが映えるデザイン。品のある仕上がりでした。
3連で縦に伸びたアルミのマリオンが、間延びしがちなファサードを引き締め建物のグレード感を演出しています。
背面も陰影のはっきりとした佇まい。
隣地の植栽が本物件の為にあるようでした。
木調パネルに囲まれたエントランス。
美しい鏡面のサッシがグリーンを空間内部へ取り込んでいます。
写真左にあるスリットはこれから間接照明が走り、
光のラインが訪れた人々をエントランス内部へと誘導する演出になります。
空間のすべてを見せられないのが残念ですが、
マンションの入居者のみが利用できる共用ラウンジにはカスケードがあります。
すこしリッチな演出があるのも分譲マンションならではの計らいですね。
周辺の地形的に、街に小高い山が点在しています。本物件の向かいにも山があり、
迫力のある木々が生い茂っていました。
共用廊下側から見るマリオンも存在感があり、見通しの良い廊下にリズムを与えています。
デベロッパー様の手腕もありますが、おかげさまで売れ行きも良い様子。
デベロッパー様や入居者様の皆様に喜ばれるデザインに携われたと思うと喜ばしいかぎりです。
これから入居が進み、あらゆる場所が賑わうことを願います。
駒居
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:日々のこと,建物調査,ブログ,デザイン監理,分譲マンション・店舗他
2022.7.12もうひとつのインターデザイン
◆ヒロコーヒーいながわ工房◆
◆◆あまり知られていませんが、外リノでおなじみわたしたちインターデザインでは、リノベーションのほかにもさまざまな業態の建築デザインを監修しています。
分譲マンション、学校、商業建築、老人施設、オフィスビルなど、その内容は多岐にわたっています。わたしたちが携わる建築デザインに共通するテーマは、“良い外観には良い内部空間が宿る”というデザイン理念に基づいています。“もうひとつのインターデザイン”では過去、現在の多種多様な作品をご紹介していきます。◆◆
今回公開するアーカイブは大阪府伊丹市のロードサイドカフェ。
大阪北摂エリアでは有名なカフェチェーン「ヒロコーヒー」のいながわ工房です。
開店してすでに十数年経過しますが、開店当初から現在も、
毎朝オープン時やランチタイム、そして土日のウェイト1、2時間という人気店です。
■外観のモチーフはブラジルの焙煎工場です。木と鉄骨の混構造はデザインの自由度が高く、造形にもこだわれます。
■ブラジルの碧い海をイメージしたフロアーはアメリカ製プールタイルを転用しています。
階段脇の迫力ある木製柱は中国で削りだしました。壁面のポスターはコーヒーパッケージを引き延ばして印刷したもの。
こういった在来の素材は時代の変化を感じさせませんね。
■ビッグサイズのペンダント照明は鍛冶屋さんが製作。
ブラジルらしさが漂います。
■海外製のオーダー家具は日本では入手困難な大型サイズ。
人気のシートは争奪戦もあるそうです。
■大阪空港の脇、一見わかりにくい場所にある、知る人ぞ知る人気店。「ヒロコーヒーいながわ工房」
ジェットの爆音も常連さんには親しみあるBGMのようです。
物件名:ヒロコーヒーいながわ工房
場所:兵庫県伊丹市
事業主:ヒロコーヒー
用途:カフェ
竣工:2004年
西田
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:インターデザイン,分譲マンション・店舗他
2022.3.23建築好きのあなたに…
ホームページのギャラリー、少しづつですが増えております。
「前見た時と変わらないじゃん」
そう思われる方もいるかもしれません。
実はギャラリーのナンバリングが変わっているんです。
基本的に竣工降順に並び替えておりますので、トップ画面には変化がなくとも
「数字だけが変わっている」ことがあります。
検索や絞り込み機能を使って探してみてくださいね!
そしてインターデザインのホームページにも制作実績を随時追加しております。
分譲マンションのデザインも建築好きの皆様にぜひご覧いただければと思います!
もしかしたら、理想のお部屋が見つかるかも!?
西田
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:デザイン,製作画像,ブログ,事例,フロムオフィス,分譲マンション・店舗他
2022.3.22北赤羽に新築分譲マンション竣工【デザイン監修】
先日、東京都北区赤羽北に竣工した「ヴェレーナグラン赤羽北フロント」の竣工見学会にいってきました。
こちらの物件でもインターデザインでは外観のデザインとホールやラウンジなどの共用部のデザインを提案させていただいております。
折角ですので今回も写真と少しデザインのお話を。
環八通りに面した、この物件。
凹凸やボーダーを設けた豪華でダイナミックな列柱に支えられた上層のバルコニーはグレーガラスに内壁はグレーでシックにまとめました。
正面だけをみると、これまでのヴェレーナシリーズにないダークな印象ですが妻壁を明るくベージュタイルで挟みこむことで斜めからみると
決して暗くはなく、デザイン通りにマリオンやボーダーの意匠が映える外観となりました。
販売パースを越える竣工直後とは思えない立派な植栽達。
入居もはじまり賑やかになる春夏頃には葉も茂り更に美しくなる事でしょう🌲🌲🌲
3階と4階のスラブの間には間接照明が・・・
夜間には“煌めく”建築を演出します。
駅徒歩3分という好立地に3方が道路に隣接した本物件では
廊下側も総タイル貼りの外観にガラス手摺。正面のデザインを踏襲したマリオンの意匠で、
とても建物の裏側とは思えない美しい仕上がりです。
オーナーズラウンジも少し残工事あるもののデザイン提案に近い仕上がり。
少し居室内もご紹介
外観の意匠と間接照明を実現する為に高さを上げた3階住戸は、
実は天井高が最も高いところで3m近くあります。
この天井高は他のマンションや建売住宅にはないのでは・・・
どうやって収納するんだろうという高さのクローゼット。
写真をみるとスケール感が良くわかります。
これだけでも十分な収納力がありそうですが
キッチン横のスキップフロアには床下収納が・・・
実はこの床下収納。別の居室と繋がる大空間の床下収納です。
圧巻!!
布団やキャリーバックを収納してもお釣りのでる大容量です。
子供がいれば喜んで入って遊べる広さ。違う部屋と繋がるとは大人でも遊び心をくすぐられます。
先程ご紹介した外観の意匠がこのように内部の機能にもメリットとして現れるのはとても面白いなと感じた所です。
そしてこの物件。
実は真隣に似た意匠でもう1棟建つ双子物件です。
2つ並んでこそ真の完成ともいえるこの物件。
本当の竣工が楽しみです。
2件とも最上階の住戸の販売価格は1億円を越えるいわゆる億ションですが、
応募も殺到し倍率も相当高かったのだとか。
これから建つ物件も竣工前完売。
今北赤羽で話題の物件です。
藤本
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:デザイン,ブログ,分譲マンション・店舗他
2022.2.24大阪天王寺に新築分譲マンション。
大阪市の天王寺に弊社がデザインを手掛けた分譲マンションが竣工しました 。
本日は内見へお誘いいただき、スタッフ数名で見学させていただきました。
まず通りから目に留まるのは、強烈なインパクトのあるファサード。
大胆にも屋外階段をファサード側としています。
ルーバーで囲いつつ、スラブのレベルで化粧モールをまわすことで、
単調なルーバー面にリズムが生まれ、高さを強調するデザインとなりました。
昼間の重量感のあるデザインと打って変わり、
夜間は内部の照明がこぼれ、印象をガラリと変えます。
階段室全体が照明器具のように灯り、軽やかな印象を与えます。
つづいて建物へ近づき、植栽の合間から見えてくるのが
3次元的に雁行した壁面。
こちら花崗岩をマットな水磨き仕上げで貼り合わせた壁面です。
建物上部のシンプルなルーバーは近づくと視界から薄れ、このヘビーな壁面に意識を奪われます。
複雑な多面体は、多様な光を反射し、常に違う表情を現します。
中央のゲートは黒の多面体と対をなす白のモノリス。
奥へ足を運ぶと高さのある木のオートドアが出迎えます。
内部は迫力のある花崗岩の壁面に圧倒されます。
複雑なプランは無くし、この壁こそが空間の主役となっています。
家具も必要最低限に設置しています。
まだまだ資材が残っているので空間全体を見せられないのが残念です。
こちらの壁面、離れてみると3色での別の石種のように見えますが、全て同じ石種です。
濃いブラックが本磨き、薄いグレーがジェットポリッシュ
中間の色が水磨きという仕上げです。
それぞれ質感が異なり、厚みも様々なので壁面にかなりのインパクトがあります。
本磨きの濃いブラックのみが鏡面となり、自分の姿がランダムに反射するので、
程よく緊張感のある空間となっています。
エントランスは建物の背面へ直接つながっています。
背面へ出ると、正面とはまた表情を変え、様式的な意匠となっています。
居室に面する背面は、ホワイトを使用した軽やかな印象。
バルコニーに映り込んだ空や、縦に伸びたマリオンが軽やかさを演出しています。
正面との2面性が建物に深みを与え、街に溶け込みつつも個性的で記憶に残るデザインです。
構造や予算の都合で変更があったり、デザインも度々調整をせざるを得ないのは建築にとっては常ですが、
それを踏まえても素敵な仕上がりになっていたと思います。
石材など見るからに難しい仕上げもありましたが、素晴らしい仕上がりでした。
いち早く入居が決まり、多くの入居者様でにぎわうことを祈ります。
駒居
株式会社インターデザイン
◎東京オフィス
〒107-0062東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山
PHONE 03(6434)9987・FAX 03(6434)9986
◎大阪オフィス
〒541-0054大阪市中央区南本町2-2-2 明治屋南本町ビル
PHONE 06(6271)5566・FAX 06(6271)5577
カテゴリ:日々のこと,デザイン,ブログ,竣工検査,分譲マンション・店舗他