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2019.2.1ここまで変わる ツインゲート。

所在地:大阪府大阪市
構 造:RC造
総戸数-
築年数:築18年
リノベーション竣工:2014年




もう少しで黄昏に差し掛かかろう午後の時間、ランタンに薄明りが灯ります。
学校から帰宅する子供たち、買い物から戻るお母さん。
その明かりは家族を包み込むには十分すぎる安らぎをもたらせます。



人と自転車がそれぞれ出入りするふたつのゲートを新たにデザインしました。
従来傾斜のある大屋根の高低差を利用しました。
家族を迎える玄関がある家は、家族が帰りたくなる家だということをあらためて教えてくれるファサードですね。




傾斜のゲートが設けられたファサードはコンクリート造の造形物でした。
近代的であるが故すこし冷たさも感じます。




スロープは石英石を貼り直し、天然石特有のナチュラルな雰囲気をファサードに与えています。
昇る楽しさも生まれるかもしれませんね。




このデザインに相性の良い棕櫚の木です。
ヨーロッパでは古くから棕櫚、ナツメヤシがシンボルツリーとして用いらています。
『人の目線は3メートルまで。』 もうこの建物がフランスにあるように錯覚してきませんか?
個性的に外観を磨く、非常に効果的なリノベーションでした。










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2019.2.1オーベルジュ? プティホテル? 

所在地:神奈川県川崎市
構 造:RC造
総戸数:12戸
築年数:築25年
リノベーション竣工:2013年




小さいファサードにフレンチなエッセンスがたくさん詰まっています。
ロートアイアン、石積みゲート、アイアン照明。
アパルトマン?いやそれともオーベルジュ?





窓辺に並ぶコバルトのオーニングがさわやかです。
それはニースあたりのオーベルジュのように。





従来はレンガ色のタイルが貼られた外壁だったようです。
しっかりとファサードも作られていました。ただ‥
便利だからと、ベンダーを玄関口に置くマンションは意外と多いですよね。
そこ、一番目立つんですけど。





ベンダーを移設するだけでこれだけ余白が生まれ、ファサードまわりが『美しく』なります。
『広く』なるんではなく『美しく』なるんですね。
そうするとファサードまわりをさらに美しくデザインします。
壁面の仕上げは大判タイルと厚みのあるタイルの組み合わせですね。





バルコニー側の塗装はオーニングと同じカラーで塗装しています。
ほんとうにプティホテルのようですね。











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2019.2.1芦屋のレジデンス かくあるべき。

所在地:兵庫県芦屋市
構 造:RC造
総戸数:29戸
築年数:築29年
リノベーション竣工:2017年




兵庫県芦屋市、国道沿いとは思えない落ち着いた街並みに、より一層 “芦屋情緒”を醸し出すマンションが。
古典的なアーチが間接照明に照らし出され、夕暮れ時の美しい半円を描きます。




ミミズクが居住者を出迎えるファサードにはアイアンの大きな照明器具が灯ります。
壁をまっすぐ登るようなシュロの影は、ライトアップで計算された演出。
このグレードのレジデンスは単なる照度の確保だけでなく、舞台のような効果などを持たせても良いですね。
入居者がオペラ歌手の気分を味わえれば最高です。






オーナーはこの大きくて立派なマンションを取得されたときから、
より建築を引きたてる、芦屋たるべきファサードを造りたいと考えておられました。
それは入居者の誇りにもつながるような。




今回のリノベーションで特に重要性の高さが求められたエントランスホール、
もっとも品格を表現できるマテリアルとして、木調のフレーム壁をデザインしました。
漆喰風のモールディングやジョージアンチックな照明器具は、
このホールを寝台特急の趣に演出してくれています。





もちろんアーチにおさまるアイアンはインターデザインのエスキースを元に制作されています。
イニシャルが組み込まれたエスキース、膨大な資料やデザイナーの海外取材で蓄積されたデザインですね。





“芦屋のレジデンス かくあるべき。”が社内で用いたデザインキーワードです。
ちなみにミミズクはフクロウに耳がついてたらそう呼ばれるとか‥‥‥。







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2019.2.1外リノ オリジナル掲示板





写真の右側にある額縁が外リノオリジナル掲示板です。



木製の部材をオイルステン塗装、中央はブラックのビニールレザー。



カッコイイ!!



正直、何も貼って欲しくない(^_^)






















勝山

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2019.2.1ワイキキの黄昏 下町のハワイアンコンド。

所在地:大阪府大阪市
構 造:RC造
築年数:築44年
リノベーション竣工:2014年




黄昏に照明が照らし出す外壁。
キャノピーと列柱が威厳を演出する重厚なファサード。
ワイキキのオンショアが頬を撫でそうですね。



大阪の下町に突如現れる美しい外観は、女性オーナーの希望どおり
ワイキキの有名ホテルからインスパイアされています。
『建て替えなのか?塗り替えなのか?』近隣の住人も見紛う変わり映えと佇まい。
変えるなら中途半端でなく徹底的に。という好例です。




ある意味そのカラフルさはハワイ的ともいえる以前の外壁。
しかし集客するには少し前時代的すぎて、現在の市場性に見合うリノベーションが必要でした。
手法は単なる外壁塗装だけでなく、適度な建築加工を施すことで建物の個性を生かすというものです。



エントランスホールも劇的に変化していますね。
風除室の無いこのタイプの建物、あえて開放的でフリーなエントランスとしています。
扉の代わりにステップとアイアン製手摺が設けられた玄関、建物名がモザイクされた床、
堂々とした廊下の木製ケーシングなど、境界線ごとにあるこだわりの意匠が緊張感を高め、
結果、心理的に建物の敷居を高める効果が得られることを期待しています。


築44年後の大規模改修工事。オーナーはあとどれほどの期間、この建物の働きを期待されているでしょうか。
ただこの普遍的なデザインをリノベーションのテーマに選択されたことにより、
建築機能とデザインの整合性が保たれ、非常にバランスの良い建物になりました。
建物の賞味期限が末永く保たれるということですね。








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2019.2.1ネオン灯る 倫敦バイクショップ。

所在地:大阪府大阪市浪速区
構 造:S造
総戸数:16戸
築年数:築32年
リノベーション竣工:2015年




ロンドンのバイクショップってこんなかな?
イギリス紳士が自転車に乗る?
ツイード・ランがある国だから。
想像が膨らみパブとバイクショップが一緒になってできたデザインです。
繁華街に向けた顔つきとして、そのコンセプトは相応しい。




チェリーパイに塗られた壁面は昼間も明かりが灯ります。
よもや駐輪場の機能を超越し、建物のアイコン的存在に。
『ここへマイ・バイク置いてみたい!』そんな衝動に駆られても不思議じゃないでしょ。




きれいなブリック調タイルが印象に残る建物でした。
路面の店舗スペースを駐輪場へ充てるオーナーの英断が、今回のデザインを生み出します。




スケールアウト気味の壁の電灯。主義主張はこのサイズでないとダメなんです。器具はアメリカから。
そして肝(キモ)は頭に乗せたネオン菅。初めから決めていた、ガスのネオン管。
LEDでは代用できない、あの「ジー、ジー」音を立てる昔ながらのネオンがこの建物をロンドンにトリップさせてくれるんですね。














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